こんにちは。
アスペルガーママのくろまめです。
中古住宅の情報サイトをよく見て勉強中です
これが面白いですね。
建物のつくりや土地に関する事や間取りについて学べるし、時代背景なんかも見えてきて興味深い。
特に面白いのは間取りとしつらえです。
築60年以上の農家の間取りと商家の間取りって全く違うんですよ。
しつらえも面白い。
立派な家は欄間も立派、そして土壁の色も違うのです。
家を見ればどういう出自の人がどんな生活をしていたか分かるのですね。
残念な事に近年の築30年ほどの住宅は主に工務店や大工さんによるものが少なくて、大体みんな同じに見えます。
その時代によって流行りはあるけど面白くないですね。
その家の人の生活感が出てないからです。
タイトルにも有りますが。
我が家の間取りのここがすごい!
築50年の住宅の特徴というと農家であれば冠婚葬祭にも対応できるように台所が独立して8畳以上あって、襖で区切られた田の字型の部屋の配置です。
築50年の商家はというと当地では縦に長い造りで風呂が無い事もあり、各部屋を通らないと奥の縁側まで行けない事が多いといったところでしょうか。
農家も商家も大きならんま、欄干があって空調の代わりを担っていたと思われます。
両方に共通するのは個人の部屋という概念が薄い事ですね。
プライバシーを確保するのが難しい間取りです。
我が家は何故か欄間欄干がリビングと仏間の間にありません。
その代わり、縁側に面した所に欄干が有ります。
それは簡素でガラスの戸で出来ており開け閉めが容易です。
そして縁側には大きな窓が有りますが、その上に小さい窓が並んでいます。
猫が出入りできそうな大きさですが三つ。
その窓は独立して開け閉めが可能です。
そう、この簡素な欄干は夏の夜でも涼しいように作られたもの。
そうみるのが自然。
そしてリビングから仏間に欄干が無い理由ですが、リビングを客間にする事が可能であるからだと思われます。
我が家はキッチン、リビング、仏間と続いているのですが仏間まで行くのに玄関から廊下を通って行くことが可能です。
しかも廊下からリビングに通じる入り口が有り、キッチンを通さずお客様をリビングにお通しできます。
更に。
廊下は仏間の横まで続き縁側になりますが、縁側に行くのに戸が有って仏間は個人の部屋として独立しています。
そう、リビングから仏間にかけて欄干が無いのはお客様が来ている時にプライバシーを保つため・・でしょうね。
そして二階には部屋が二つあるけどどちらの部屋も踊り場から入ることが出来るために完全に二部屋が独立しています。
何がすごいかというと同じ3DKくらいの築50年以上の物件では他の部屋を横切らないと奥の部屋に行けない事が多い。
独立した部屋なんて滅多にないんです。
どの部屋もちゃんと独立しているというのはこの時代にしては斬新な間取りの様に思います。
トイレも玄関付近にあるのでお客様に使ってもらうのに便利。
お風呂と脱衣所はキッチンの奥にあります。
大体水回りが一か所に集中しているので動線も綺麗。
玄関からすぐに台所が有るために買い物してきてから物を運ぶのが大変という事もありません。
何気ない古い家なのですが間取りはかなり現代的です。
戸建ての建売を買ったらしいのですが、建てた方は家を幾つも建てるのを趣味にしている家道楽(?)の名士の方で生涯独身でいらっしゃったそう。
核家族向けの物件では無くて、実は一人身の男性が建てた趣味の家だったみたいですね。
我が家が暮らしやすい理由がまた一つ明らかになりました。
実は新築をいずれ建てたいと思って間取り研究をしていました
しかし、今の家の間取りを超える終の棲家は建てられそうに無いですね。
予算では無くて、これだけ住みよいというのはなかなか無い事ですから建て替える理由がほとんど見当たらなくなりました。
今住みにくい理由は明らかです。
それは廊下と縁側が物置になっているから!という事と台所用品が溢れていて台所で食事を取れなくてリビングに大きな机を置いているから!です。
廊下を通れるようにして、台所の物を適正量にして台所で食卓を囲むようにしてリビングの机とテレビ台などの家具を撤去するとかなりすっきりと暮らせると思います。
お客様もばっちりよべますね。
夫のおかあさんが健在な内はこのままにしてあげたいと思っています。
家を取得したのはおかあさんとお義父さんなんですからね。
きちんと手入れすればもう50年住まえる家だと思うので毎月約二万づつ積み立てして水回りの修繕に備えたいですね。
きちんと片付けたら相当に住みよいくろまめ家なのでした。
中々、理想は遠いですね・・。